福井県議会議員 西本正俊 Official Web site

活動報告

平成26年04月09日

福岡自然農園

里山資本主義を少し離れ、今日は「藁一本の革命」の著者、福岡正信さんの自然農法を視察するため、愛媛県伊予市にある福岡自然農園を訪れました。

福岡正信さんは若い頃は国の職員でしたが、急性肺炎にかかり死に直面すると、「この世には何もない」と悟り、仕事をやめ地元に戻り農業を始め「やらなくてもいい」ことを探しながら、つまり科学農法を否定するために多くの失敗を重ねて自然農法を確立された方です。

今日は孫の大樹(ひろき)さんにご案内とご説明をいただきました。

群馬県、高知県から青年が各1名と男女のパートを含め7人の雇用し、観光用の10町歩のコスモス畑、柑橘類(広大な山肌の面積でした)、米、麦、野菜を作っておられます。

海抜250mにあるミカン畑。除草をしますが残す草と残さない草があるそうです。また福岡さんのミカン畑だけだそうですが大根が植えられていました。

福岡正信さんは所有する山で試行錯誤重ねられ、原則として無農薬、無肥料、無除草で自然農法を確立されたとのことで、福岡さんが山全体を自然に戻してあげた結果、親木から子木が生まれ親木が枯れると子木が大きく育っていきまさに自然の循環が繰り返されているのです。

現代の科学農法とはまったく違う自然農法を学ばせていただきました。

福岡正信さんが書斎にされた山小屋の横に大きく綺麗に咲き誇っていた椿がとても印象に残り何かを語りかけているようでした。