福井県議会議員 西本正俊 Official Web site

活動報告

平成26年04月06日

東奔西走

今日は一日小浜市内を東奔西走です。

午前中は福井県小浜市矢代(やしろ)区の「手杵まつり」にお招きをいただき行ってまいりました。

この祭りは県の民族無形文化財の指定を受けており、歴史は古く今からおよそ千二百年余前の奈良時代にさかのぼります。時は天平宝字元年(西暦755年)となります。

歴史あるこの祭りも少子化の影響で祭りに必要な子どもの確保が難しくなり平成17年を最後に休止していましたが地元小学校などの協力で参加する子どもがそろい復活したところです。以前活動報告「限界集落」でも書きましたようにこの地域もまさに直面しています。

お昼には小浜市視覚障がい者福祉協会の懇親会に参加させていただき皆さんと一緒に食事やカラオケを交えながら楽しいひと時を過ごさせていただきました。

関係法律が平成24年4月に「障がい者自立支援法」から「障がい者総合支援法」に変わったこともあり、ご挨拶ではより身近で充実した障がい者福祉になるように皆さんからさまざまご意見ご要望をいただけるようにお願いをさせていただいたところです。

午後からは福井県小浜市の南部に位置する口名田地区へ行き「若狭だるま窯保存上屋竣工記念式典」に出席させていただきました。

口名田地区の伝統産業であった若狭瓦を焼いていただるま窯/は国内に15基しか現存していないもので、ましてや2基が並存しているのはここだけという極めて貴重な窯となっています。ちなみに北海道小樽の運河倉庫にある鬼瓦は若狭瓦でむかし北前舟で運ばれたそうです。

しかしながら、数年前に最後の職人が廃業され地区に残る窯が崩壊の危機にさらされていたのが現状です。このような中「若狭だるま窯を守る会」の皆さんをはじめ地域住民の皆さんが「いまわれわれに何が出来るのか。地域に残る宝としてだるま窯を守り伝えることこそが我々の使命ではないか。」と立ち上がられました。その思いに県と市が援助を行い今日の保存上屋竣工式に至りました。

だるま窯の保存は出来ましたがあくまで伝統産業の伝承と復活、そしてこれを活用した地域の活性化のスタート地点にたったばかりです。

「若狭に口名田あり、福井県に口名田あり」でがんばりましょうと挨拶させていただきました。私も引き続き地区民の皆さんと一緒になり取り組んでいきたいと思います。