福井県議会議員 西本正俊 Official Web site

活動報告

平成26年04月08日

里山資本主義
真庭モデル

広島県の庄原市をあとにして岡山県の真庭市へ

里山資本主義の真庭モデルといわれる銘建工業さんを訪ねました。

銘建工業さんは従業員230名県の内外から若い男女が職を求めてやってくるとの説明。また集成材の生産量28万m3日本一、単一工場としては世界一の会社とのこと。

製材の歩留まりが8割(製品)で残りの2割(端材)を捨てずにバイオマス発電に利活用しているのです。このほかにもこれまで捨てられていた木の皮なども燃料として使われています。

ざっくりいえば、これまで処分するのに費用がかかっていたものを資源として利活用(処分費がゼロに)し、自社工場内で使わない部分の電気を電力会社に売電する。これによりプラスマイナスで相当な利益が出ているようです。

また工場内からでる木くずを木質ペレットにして販売もしています。木質ペレットがKgあたり30円、20Kgで600円。灯油が100/1Lを超えていることを考えると長い眼で見ればペレットストーブの購入代金も確実にペイできるのどはないでしょうか。これまで捨てていた、そしてそれに費用がかかっていたモノを資源として利活用する。まさに里山資本主義です。

平成26年04月08日

里山資本主義
庄原モデル

広島県庄原市にお住まいの和田芳治さんをお訪ねしました。

和田さんのお宅は築200年で庄原市の山間にたたずむお家。

仲間と一緒に造ったエコストーブ(写真)、ピザ窯、燻製窯はすべて手造り、燃料代は山で取ってきた雑木を薪として使うためほとんどタダ、原価ゼロの資源利用なのです。

エコストーブは里山暮らしの仲間と試行錯誤を繰り返し現在のものが完成したとのことで、実際に火を起こしていただきましたが、細い数本の雑木ですごい火力が出るのに驚きました。燃料効率95パーセントを超えるまさに「エコストーブ」

エコストーブ教室があり8,000円で一基持ち帰りが出来ますが、11,000円で完成品を送っていただけるとのことでした。

一緒に視察した議員は早速購入、このエコストーブが全国に広がれば相当な省エネにつながるだろうと感じました。