平成26年03月28日
福井県原子力環境安全協議会
福井県が主催する通称、環安協が開催されました。
全国で最多の原発を有する福井県ならではの協議会だと思います。
司会進行は副知事がお勤めになり原発30キロ圏の自治体の首長、議長、県議会議員、JA、漁協、森林組合、商工会、連合、医師会、青年団、婦人会などの代表が出席されます。
今日の会議で議論が集中したのが原子力安全基盤機構の福井県の出先事務所を閉鎖し、原子力規制庁と合併し東京の審査力を高めるという、副知事に言わせれば本末転倒のやり方です。
平成16年の美浜原発での大事故を教訓に設置された機関を地元自治体の了解もなしにバッサリやってしまうという国のやり方に批判が集中…
当然のことで、このやり方で本当に原発の安全が確保できるのか大変危惧されます。この問題について引き続き福井県も県議会も国に対して声を上げ続けなければなりません。
一方、私は「新基準適合性審査の状況」に関して原子力規制庁の地域原子力規制総括調整官にテロ対策について質疑を行いました。
大型航空機の衝突やテロ国家によるテロ行為以外にサイバーテロと人的テロについて質疑を行いましたが要領を得ない答弁で深く議論されていないように感じましたので次回の環安協で質疑を深めたいと思います。