平成26年10月18日
開帳法要
小浜市の大原区にある「上野山 正法寺」の御本尊如意輪観世音菩薩開帳法要 併 本堂庫裏改修落慶法要にお招きをいただきました。
素晴らしい日本晴れのもと関係御寺院、檀家など関係者のご臨席のもと盛大かつ厳粛な法要でした。
正法寺様の御本尊は如意輪観世音菩薩半跏思惟像ですが、この由来がまた興味深いものです。「元暦元年(1143年)の頃、内外海半島坂尻の長 大橋五郎左衛門が、双児島において漁労中、海中で燦然と輝く尊像を発見、脇に抱え上げ欣喜して戻り集落の背後上の山の山腹にお堂を設け安置したと伝えられる。これを機に坂尻村は仏谷、観音様を脇に抱え上げたことから五郎左衛門は脇左衛門に改めたという。観音様の功徳を伝え聞いた人々が引きも切らず参拝帰依したことから、僻遠の地 仏谷から夢のお告げで示された現在の地、後瀬山の麓 大原の地に遷られた。」と由来が記されています。
17年に一度の御開帳に立ち会えた御縁に感謝し、正法寺様と檀家など関係者の皆様のご発展とご健勝を祈念させていただいたところです。読者の皆様も是非この機会に「ベッピン」の観世音菩薩様をご覧になられてはいかがでしょうか。
「よをすくふ ちかいはふかき うみよりそ いててうへのの 山にまします」